イマーシブシアターや没入型体験に関連する用語をまとめました。はじめての方もこれを読めば基本的な概念がわかります。

アルファベット

AR(拡張現実) 現実の空間にデジタルの情報や映像を重ねて表示する技術。スマートフォンやARグラスを通して、現実世界に仮想のオブジェクトや演出を追加できます。体験型エンタメでも街歩き謎解きやイマーシブ体験との組み合わせが増えています。

LBE(ロケーションベースエンターテインメント) 特定の場所に足を運ぶことでしか体験できない没入型エンターテインメントの総称。テーマパーク・体験型施設・イマーシブシアターなどが該当します。今週発表されたポケモン×三井不動産のプロジェクトもこのLBE領域に位置づけられます。

MR(複合現実) 現実空間と仮想空間を融合させ、両者が相互に影響し合う体験を提供する技術。VRやARをさらに発展させたもので、現実の物体とデジタルコンテンツが同じ空間に共存します。

Punchdrunk(パンチドランク) 2000年にイギリスで設立された劇団で、イマーシブシアターという概念を世界に広めた先駆け的存在。代表作「Sleep No More」は架空のホテルを舞台に観客が自由に歩き回りながら物語を体験するスタイルで、世界的に大きな影響を与えました。

Sleep No More(スリープ・ノー・モア) Punchdrunkの代表作。シェイクスピアの「マクベス」をベースに、架空のホテル全体を舞台として観客が自由に探索しながら物語を体験する作品。参加者は仮面をつけ、同行者とも離れて一人で会場をめぐるスタイルが特徴です。イマーシブシアターの世界的な代名詞として知られています。

VR(仮想現実) ヘッドマウントディスプレイなどを装着し、完全に仮想の空間に没入する技術。体験型エンタメではVRを使ったアトラクションや謎解きコンテンツへの応用が進んでいます。

XR(クロスリアリティ) VR・AR・MRをまとめて指す総称。「Extended Reality(拡張現実の総称)」の略で、現実とデジタルを融合させる技術全般を指します。体験型エンタメ業界でもXR技術を活用した新しい没入体験が続々と登場しています。

あ行

インタラクティブ 参加者の行動に対してコンテンツや演者がリアクションし、体験が変化すること。一方的に「観る」のではなく、参加者が物語や演出に影響を与えられる点がイマーシブ体験の核心です。

イマーシブ(Immersive) 「没入する・浸る」を意味する英語。イマーシブシアター・イマーシブアート・イマーシブ体験など、参加者が世界観に深く入り込む体験全般を指す言葉として使われます。

イマーシブシアター 観客が舞台空間の中を自由に歩き回りながら、俳優の演技や物語の断片を体験する没入型演劇のスタイル。演じる側と観る側の境界が曖昧で、参加者それぞれが異なる体験をするのが特徴です。「没入型演劇」とも呼ばれます。

か行

空間演出 照明・音響・香り・映像・小道具などを組み合わせて、特定の世界観や雰囲気を空間全体で作り出すこと。イマーシブシアターでは空間演出が没入感を高める重要な要素です。

た行

同時多発上演 一つの会場の中で複数の場所で同時にパフォーマンスが行われること。参加者はどこに行くかによって異なるシーンを目撃し、それぞれ異なる体験をします。イマーシブシアターの大きな特徴のひとつです。

は行

プロジェクションマッピング 建物の壁面や立体物の表面に映像を投影して、空間を変容させる映像演出技術。イマーシブ体験やデジタルアート展示でよく活用されます。

没入感 体験の中に深く引き込まれ、現実を忘れるほど世界観に浸れる感覚。空間・音・映像・ストーリーが一体となって高められます。イマーシブ体験の質を測る最も重要な指標です。

用語は随時追加・更新していきます。